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今週の稽古っ その1(2013年12月14日~15日 雪が積もりました)

”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。”

・・・国境でもなく短いトンネルしかありませんが、今週末は雪が積もりました at 仙台。

朝の寒さも厳しく、雪が吹き付けている稽古場の床板は
肌に凍み入るような冷たさがあります。
道場の玄関の鍵を開ける間に
雪で湿った地面に荷物を置いたりできなくなるのが難点ですが、
ストーブを点ければ暖かいし、熱いお茶を頂けば美味しいですし、
この寒さも悪くないなぁと思ったりもします。

今年の稽古も残すところあと3回!!
稽古時間はあ~っという間なので、大事に過ごしていきたいです。


笹は常々「笹は数々の秘剣を編み出している」とご指摘頂いております(-_-;)スミマセン
先生方は秘剣・・・と柔らかめに表現して下さっておりますが、
ストレートに申しますと「業の動きを忘れるわ、組太刀やそれ以外でも
予想外の動きをするわ、困ったものだ」・・・ということです(-_-;)スミマセン

先生方が以前所属していた連盟の大先生がよく仰った一つに、
「教えられたことを教えられたとおりにやりなさい」という言葉があったそうです。
・・・現在、もしその大先生がご健在で、笹の迷走ぶりを見てしまったら、
目を剥いてひっくりかえってしまったかもしれません・・・。

今週もまた組太刀で「秘剣」を編み出してしまい、
会長にご迷惑をおかけしてしまいました・・・もう言葉が出てきません・・・。

稽古場で笹が焦っていると時々、
「はーい、深呼吸してリラックスする!」と言われることがあります。
他の方々にも焦っているように見えているのは確かです。
そんな焦っている時に「秘剣」をやってしまうのかもしれません。
気持ちを自分で調節することも、今後の稽古で学んでいく必要があります。
うーん・・・これはかなり難しそうだけど・・・頑張ろう。

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モリさん(2013年11月10日参照)が修復を終えて戻ってきました(^▽^)v

♪刀が勉強できるなら 笹はどこでも参ります~♪
・・・ということで、週末にモリさんを引き取りに行くという先生に
またまた同行させて頂きました。
モリさんの修復をお願いした鞘師さんの工房を伺うと、
他の依頼主の預かりものらしい甲冑、軍刀と一緒に、モリさんは佇んでおりました。

刀袋に包まれたモリさんを取り出した鞘師さんは、
修復した箇所を説明して下さいました。

☆刀身の黒錆
取れないところはNo.1000の紙やすりで擦るという手法もあるが、
紙やすりでやってしまうと鍛え肌が見えなくなってしまう。
黒錆は朽ちる害がないので残しておいても構わないが、
取りたいのであれば研ぎ師に頼むのが一番と思う。

☆鍔の責め金
茎櫃穴(なかごひつあな)で責め金を差し込む部分をかたどって銅を入れた。

☆鎺(はばき)
素赤(銅)で白銀師に作ってもらった。
刀を鞘に納める時、鯉口が鍔に触れるくらいまで深々と納めないで欲しい。
鍔と接する側にある鎺のやすり目は、鞘の鯉口付近の木を削ることになってしまうため。
刀を使わない時は、鯉口まで深々と刀が入らないように気をつけて欲しい。

☆栗形と鞘の鯉口
水牛の角で作り直した。
鯉口付近の鞘の内側も漆を塗りたかったが、この鞘が長年使われている間に
刀油が染み込んでしまって漆をはじいてしまう。
漆を塗っても刀を抜き差ししている間に取れてしまうので、塗らなかった。

☆柄
刀が作られたのは享保。
柄に巻かれている鮫皮と糸は当時から使われているもので、かなり老けている。
強度が使用に耐えられなくなると鮫皮はツブがポロポロ抜け落ちるし、
柄糸は解れてくる。

☆鞘
刀が作られた後に作り直されたもので、新々刀の時代と思う。
新々刀の鞘は、鐺(こじり)に膨らみがあるのが特徴。
この鞘の塗りは手数が込んでいて面白いと思う。
この鞘には黒と朱の、伸縮性の異なる2つの漆が使われている。
最初に鞘全体に一方の漆を塗り、乾くまで待つ。
塗りが乾いたら、鞘の表面と裏面に斜めにやすりを入れ、鞘と塗った漆を削り落とす。
削り落とされて色がなくなった部分に、残りの漆を塗る。
漆を塗る工程が終わると、鞘全体に黒と朱の紗模様が出来る
また、漆の伸縮性の違いから鞘の表と裏面に凹凸が出来上がる。

登城差しは黒の露塗りと決まっているから、
この鞘は平常差しとして外歩きで使うための替え鞘として作られたのかもしれない。
クワガタの金属は、月と太陽を模している。

☆鍔
鍔の形が丸く表面に同心円が刻まれているが、これは会津藩で作られる鍔の特徴。



鞘師さんはモリさんから様々な情報を引き出して下さり、
また面白お話を伺うことが出来ました(^-^)
造り手によって刀も個性があるのだから、刀装具ももちろん個性がある。
そして、職人へ依頼する人たちにも好みがあり、藩全体の好みもある。
だからこそ、藩の特徴となる意匠も生まれてくるのですね。
鞘や鍔の意匠を伺っていたら、モリさんに触れてきた方々の好み、
気持ち、呼吸が感じられるような気がして、
急にその当時の人たちが身近に感じられるようになりました。

すごいなぁ・・・鞘師さんも、職人さんも、モリさんも、モリさんに触れてきた人も。

すごいなぁ・・・・。

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