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今週の稽古っ(2014年7月19日~20日 雨ざーざーです)

雨の降らない朝、近くの林から蝉の声が聞こえるようになってきました。
大きな囁きと小さな呟き声が幾度も連なる様子は、漣のようです。
起きるまでにまだ時間がある時、
枕元で何気なく蝉の漣を聞いて過ごすのが楽しみになりました。

三連休の中日、且つ学生が夏休みに入り賑わう仙台市内。
巷は連休でも、21日は通常通り出勤ですよ☆笹です。
先週の大阪遠征の余韻から抜け出せず、
アタマからネジが多数落っこちた状態でお送りしております。
起動出来ていることがまったくもって奇跡です(笑)


☆☆☆☆☆


今週の稽古は通し稽古(抜刀流、正座、立膝、立業、居業)と、
大阪遠征のお土産話がメインとなりました(^-^)

今回の遠征は一泊二日、名古屋~多治見経由で大阪入りしました。
多治見は河野先生のご生前、懇意にされておられたH先生のご自宅があり、
河野先生のお話を伺うためお邪魔させて頂きました。

H先生は骨董から甲冑、日本刀や日本の建築様式まで多岐に渡り研究されており、
なかでも日本刀は少年時代から大好きで、
お小遣いを貯めては刀や拵えを少しずつ集めたそうです。
居合を始められたのは社会人になられた後だったと思います。
ある日の演武会で、H先生はご自身で集められた拵え、
ご自身で作られた鮫皮を貼った鞘(おそらく梅花皮ではないかと思いますが)で
参加されたところ、その拵えに興味を持たれた河野先生から声をかけられたそうです。

それ以降、演武会、稽古後のお酒の席で日本刀の話を交えるうちに意気投合し、
日本刀はもちろん、なんでも相談しあえる関係になっていきました。
H先生は実のお父様を早くなくされていたこともあり、
河野先生を「親父」のように慕い可愛がって頂いたと話されていました。
河野先生の奥様、H先生の奥様も家族ぐるみでのお付き合いが続いたそうです。

H先生のご自宅では、河野先生が使われていた剣道の竹刀、木刀を拝見しました。
河野先生のエピソードを拝聴する度に相当な「メモ魔」だったと常々伺うのですが、
今回も・・・木刀はもちろんのこと、
竹刀に至っては竹ひとつひとつに河野先生が書を彫られておられました ∑(゚∇゚) スゴッ
その他、竹刀の柄にちょっとした細工が施されており、
竹刀が日本刀の柄を握った手の裡で握れるようになっていました。

河野先生は剣道 範士9段を持っている方です。
竹刀で打たれれば・・・・・・相当、痛い☆
しかも竹刀を日本刀の握りで打たれれば・・・・・・壮絶に、痛い☆

H先生も河野先生と剣道の稽古をされた経験があるそうで、
打たれれば涙が出るほど痛かったそうです・・・(^▽^;)ワカリマスー


河野先生のエピソードを拝聴しつつ、応接間に通され。
応接間にはH先生のとっておきの日本刀三振りが座卓の上にありました。
・・・笹の血ががぜん騒ぎます (-_☆)キュピーン

今回拝見した日本刀は刀 高橋貞次 二振り、短刀 氏房 一振り。
高橋貞次は刀匠として初めて人間国宝になられた方で、
皇室の守り刀を作られた経験もある方です。

H先生は丁寧に刀油を払って下さり、
茎(なかご)を示しながらニコニコお教え下さいました。
「鉄味がまったく古くないでしょう。これは良い鉄を使っているからですよ」
貞次は戦前に鍛えられた刀ですが、茎の状態はとても瑞々しく、
鍛えたばかりの刀のように見えました。


笹の拙い言葉で刀の様子を伝えますと。(ちょっとうろ覚えもありますが)
貞次は一振り目は長さは定寸、身幅広く中切先。反り大きく腰反り。
肌はよくつんだ小板目。
スラリとした反りに広い身幅が大胆さと雄々しさを感じさせます。
雄々しさの中に鎺元(はばきもと)から溢れ出る朝霧のように
白く柔らかい匂出来の湾れ刃文が切先へ立ち上り、
更にその湾れの朝霧の中に幾重にも折り重なったかのように
表れた丁子乱れが繊細さや可憐さを感じさせます。
柔らかな刃文は横手にさしかかる頃には激しいものに変わり、
雷や炎のように猛々しい大乱れの刃文が帽子を打ちつけ、
その強さをさらに増すように2本の樋が刀身を貫きます。

二振り目は長さは定寸、身幅狭く中切先。反り大きく腰反り。
肌はよくつんだ小板目。
鎺元の身幅に対し切先が細く、柔らかで繊細、静かな印象を受けます。
風に凪ぐ柳のような細身の姿に、鎺元から溢れ出る匂出来の湾れは
丁子乱れを内に含み、水辺に指しこむ光のような柔らかさを見せます。
光のような湾れはゆっくりと波立ちながら切先へ昇り、
繊細ながらも強い刃文が帽子を打ちつけます。
一振り目が男性的だとすれば、二振り目は女性的な印象です。


素敵。氏房も、氏房の拵えも職人が全身全霊をかけたことが
よく伝わってくる見事な銀細工。とっても素敵でした。
見る角度、光によって、刀にいろんな情感があるものなのですね。
ご一緒させて頂いた先生方を差し置いて見入ってしまいました ( ̄▽ ̄)
もっと見ていたかったくらいです(笑)
H先生は刀を作るには集中力と精神力の強さが求められると仰っていました。
美しさと強さを感じさせる裏には、そういった力が作用しているのですね。

今回の遠征は剣士の方々とお話できて、
日本刀も拝見出来てとっても勉強になりました。
楽しかったです(^▽^)

居合、頑張ろう。


あ。そういえば。
多治見といえば、五箇伝のひとつ”美濃伝”がある関が近いのです。
土地勘がなかったので気が付かなかったのですけれど、
関は名古屋からもそんなに遠くないんですよね。
昔は関の刀鍛冶さんたちが刀の需要に応じ、
都と関の里を行き来していたのかなぁと想像すると、
刀がより身近に感じられるような気がしてワクワクする笹なのでした(^▽^)v

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