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辛抱が必要なのです(2015年11月14日~15日 雨の週末)

2週間前に佐野美術館 館長 渡邉妙子先生の講演会を拝聴した折、
先生の著書を購入したところ。
日本の歴史から捉えた刀の魅力や見どころの紹介はもちろんのこと、
科学者から捉えた「刀を錆びさせたり傷をつけない」手入れ・保管方法が
述べられておりました。

渡邉妙子先生が述べられていることを、すべて守りきるのは難しいけれど、
笹のモリさんを末永く使わせて頂くためにも、
今から改善していけるところは直していきたいと思う今日この頃です。


そんでもって先日、
河野百錬先生の著書から日本刀の手入れについて記載された
下記の文章を読みまして。

”日本武道を修むる者は、肇国の精神を宿す我が大和魂の象徴たる
神劒日本刀に造詣深かるべき筈なるに、
事實は全く之に反し、劒の道を學ぶ者の中にさえも、
日本刀の知識に乏しき者あるを見受くるは、斯道のため詢に歎ずべき事で、
我等同好の士はすべからく日本刀に親しみ、其の概念を備ふべきである。”
(河野百錬著 無双直伝英信流居合道より引用)

この書が著されたのは昭和13年。
河野先生の文章を読む限り、
当時もすでに刀の扱い方や手入れの仕方をを知らない人が、
斯道を学ぶ方にいたということなのでしょうか。

廃刀令が発せられた以降、帯刀する文化は薄れていったものの、
日本刀を残していたお家はあったでしょうし、
持っている限り、手入れは必要でしょうから、
昭和初期はまだ日本刀の扱いや手入れの仕方を知っている人が
当たり前にいるようなイメージがあったので、ちょっと意外でした。

つまり、昭和の世でも、平成の世でも、
扱い方や手入れの仕方を知らない人がいることは、
変わってないのかもしれませんね。
もしかしたら江戸時代でも、似たようなものだったのかしら・・・。

ひょっとしたら、
「刀の手入れはしっかり覚えなさい!」と、
お師匠様が弟子を注意する様子は、
時代を経ても今も変わらない光景だったりするのかしら~(^▽^;)

なんだか微笑ましいような、情けないような、複雑な気持ちになるっす。


☆☆☆☆☆

まだまだ学ぶことが山ほどあるぞっ☆笹です (`・ω・´)キリッ
雨も肌寒さもぶっ飛ばす勢いで、今週末も稽古が繰り広げられました。

居合道形を2種(英信流と、土佐英信流)を、
打太刀と仕太刀の両ポジションをこなした通し稽古と、
大日本抜刀法、正座、立膝の通し稽古をビッシバシ行いました。
(姉弟子のH様、差し入れご馳走様でした~(^▽^)ノ)

自主稽古の時間では、
笹にとって最大の課題になっている「立膝どっこいしょ問題」について
重点的にご指導頂きました。

「立膝どっこいしょ問題」。
文字通り、傍から見ていると「あ”~どっこいしょ~」とでも言いそうなくらい
重く腰を上げる・・・一種、面倒くさそうすら見えるという、
笹の動きの問題です(-_-)チーン

「横雲」から始まる立膝の業の、独特な端坐姿勢から、
抜き付けに至るまでの上体の持ち上げ方が、やたら重い。
厳密にいえば、
端坐姿勢から柄掛かりして抜き付ける直前までの両腕の動くスピードと、
端坐から左脚の爪先が爪先立つまでのスピードのバランスが、
全く取れていないのだそうです。

抜き付ける直前は、相手に対して臨戦態勢でいる必要があります。
そのため、理想のスピードバランスは、
上体が抜き付け直前に至るまでのスピードと、
下半身が爪先立つまでのスピードが一寸先ですが、ほぼ同時。
それが笹の場合、上体が抜き付け直前になってから、
しばらくしてから爪先立つのが完了する。

今日も自主練の時に「どっこいしょ問題」を解決すべく、
ゆっくり「横雲」をやっていたところ。
上体の持ち上げ方が、なにげなく笹の様子を見たS先生がびっくりするくらい、
遅かったらしいです(^▽^;)

他の先生方にもご指導頂いたことを振り返ってみると、
笹は、爪先立つことばかりを考えすぎてしまっていたことが、
「どっこいしょ問題」の根本的な原因のひとつなのではないかと、気づきました。

立膝の業に限らず、正座も、居業も、
上半身の動きにつられて下半身が動きます。
例えるなら、「レンジでチンしたら、お皿の上で粘ってしまったお餅」(笑)
粘ってしまったお餅をつまんで、お皿からキレイに取ってしまいたい場合は、
上からつまんで引き上げると、徐々にお皿から剥がれていきます。

粘ったお餅を剥がすためには、引き上げたお餅の動きに順番があって、
上体の動きによって徐々に持ち上がり、「最後」に取れる。
つまり、笹が「どっこいしょ」をなしに爪先立つためには、
上体が徐々に引きあがっていく感覚を意識する必要があるのです。
上体が徐々に引きあがることによって、最後に爪先立つのです。

ちょっとわからない例えになりました(^▽^;)

とりあえず、今しばらくは「お餅」のイメージで、
「笹餅」として、「どっこいしょ問題」に取り組んでまいりたいと思います(笑)

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