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奉納居合っっ その3

蝉の急くような鳴き声はどこかへ行ってしまい、初霜の知らせも耳にする仙台。
そろそろ奉納居合遠征記も書き終わらなくちゃー。⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーーン
年越す前に完結させるぞー。

☆☆☆☆☆
チンチン電車は、真夏の光に包まれながらゆっくりと町中を走り、
綾ノ町駅に辿りつきました。

刀と荷物を肩に担ぎ、駅から南西方向へ少し歩いたところに
堺市立青少年センターがあります。
施設に近づくにつれ、蝉しぐれと子供たちの声が賑やかです。
大阪に行く機会が多くなって思うことなのだけれど、
市民センターや神社などの公共施設と、
その土地の人たちの繋がりがとても強いように感じます。


センター内の奥、渡り廊下を進んだところにある武道館にて
会の方々は毎週稽古されていらっしゃいます。
門外の私たちを快く迎え入れて下さり、
正座、立膝、抜刀流を通しで稽古して頂きました。


堺市という場所柄なのでしょうか、ご門下の方々は
英語に堪能な方や、諸外国からいらっしゃった方が多く、
先生が説明される内容について、ニュアンスが伝わりにくいところを
フォローして教えられているのが印象的でした。
(今年の始めに伺った会も、外国の門下生の方がいらっしゃいました)

日本語は英語にするとニュアンスが伝えるだなんて、すごいなー。
独特の用語もあるから、単語も理解してもらえるような教え方も必要だろうな。
教える側もある程度の語学力と教える心の余裕が必要、ですね。

河野先生が生前の頃も、
外国の方の中にも、居合に興味を持たれた方はいたんだろうなぁ。
その時はどうやって門下生の方々は教えられていたんだろう。


話を戻します☆
通し稽古の際に、会の指導者でいらっしゃるK先生は
笹の至らない質問にも呆れることなく
何度も業を抜いて丁寧に教えて下さいました。

笹はアタマでは理解できても、
ココロが「ああそういうことなんだ!」と判らないと、体が意図通りに動きません。
ひとつのコトを覚えるのに笹は人より時間がかかるけど、
その分、いろんな先生方から、お教え頂けるチャンスなのではと思っています。
うーん、今日もいろんなコト教えて頂いた~ φ(・ω・ )メモメモ

稽古後も、K先生は「方向が同じだから」と難波の宿泊先まで送って頂き、
その上、お土産まで頂戴してしまいました。
K先生、会の方々に、インターネットの隅っこから、心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました!!



☆☆☆☆☆

オレンジ色の夕日から、群青色の夜空に包まれていく大阪は難波。
K先生に送って頂いた後、宿泊先に荷物を置いて外に出てみました。
目指すは、川富 本店
予てから河野先生がご生前、稽古の後に(おもに難波道場なのかしら?)
先生方と立ち寄られたお店と伺っており、今夜はここで夕飯を頂くことになりました。


…割烹料理屋さんは行ったことがないから、ちょっと緊張するなー (@Д@; キャー
と焦ってみたものの。
まずは明日の奉納居合の健闘を祈って乾杯し、
夏を感じさせる器で運ばれてくる
お刺身、天ぷら、煮物、煮魚、煮こごりなどのお料理と、
日本酒を美味しく頂いているうちに悩んでいたことすら忘れ。
後半は、遠慮なくハモの白焼きに齧りついておりました(笑)

お料理とお酒を頂きつつ、いろんな話をしました。
明日の奉納居合のこと、河野先生のこと、居合のこと、業のこと。
料理の器の綺麗なこと。お店に飾られている生け花のこと。
普段の稽古ではなかなか話す機会のないことを、いろいろ話しました。

話しながら、頭の隅で、なんとなく河野先生のことを考えていました。
先生は、稽古の後に、門下の方々と銭湯や食事をされることが多く、
その際は、居合に関係するような事はほとんど話されなかったそうです。
なぜ、居合以外の話をしたのかなぁ…と、笹は不思議に思いました。

以前、福岡のS先生を訪ねた際に、
「とにかく、ジャンルはなんでもいいから、本を読みなさい。いろんな本を読みなさい」
とお教え頂いたことがあります。
その他にも柏原のH先生より
「居合は居合だけに集中しすぎても上手くいかんものです。
他のことも楽しんでみるといいよ。
他のことを楽しみながら居合を続けてみると、心にも余裕が出来て、
案外、今までできんかったことが出来るようになったりするものです」
とお言葉を頂いたことがあります。


2人の先生方のお言葉での共通点は、
感情や心を知るということかな、と笹は思います。
書物や習い事は、人の営みや、その内にある感情の動き、
感情に伴う仕草を知ることができます。
知るということは、既に自分の中に吸収できているということ。
導き方次第で、居合の業に還元させることもできるはず。
還元…というよりも、共鳴によって居合に活かすという表現のほうが、近いかな。

人とお酒が大好きだった河野先生は、
もしかしたら、それと同じで、人との交流のなかで得たことを
無意識で居合に共鳴させていたのかもしれない。

…無茶でオーバーな考えかもしれないけれど。
そんなことをアタマの隅っこで、笹は考えていたのでした。


<その4に続く~>

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コメント

GENさんコメントありがとうございます!
お返事が遅れてすみません。

本物に触れよ。深いですね。

例えば日本刀に関する本を読んだり、映像を観るとすると、
体裁、拵え、長さなど、名刀について知識を持つことはできます。
その知識を携えて博物館で、本物を目の前にしたら、
知識の有り無しでは、こちらに伝わってくるものが格段に異なってくるはず。

将来観る「本物」をより知るための予習の例えで、
「本を読みなさい」と仰ったというご意見、是非参考にさせて頂きたいと思います(^-^)v

GENです。色々な事をする。この事を自分は「初心」に帰る事と考えています。それと「本を読む」は例えで、出来るだけ「本物」に触れよ。云われているのだと思います。笹さんはこれから多くの本や物に触れる機会が多くあると思います。居合以外にもう一つ、二つ、熱をいれられるものを見つけてくださいね。

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